開業(個人事業主)の届出2つ

仕事

ひょんなことから個人事業主になったので、手続きについてまとめます。

「個人事業主」になるようです←他人事?

今年(2021年)春まで、会社に所属していました。
今後は、今までのお仕事を会社から一部譲り受け、細々と続けていきながら、将来(早めの老後?)について考えていこうと思っています。

で、そのほそーい仕事の受け方、一応個人で継続して事業を営むので、世の中では「個人事業主」ってやつになるそうです。

社会人生活も結構長いのですが、基本的には法人にいた(または個人事業主に雇われていた)ことしかありません。でも、今はひとり。なんだかドキドキしています。

「個人事業主」についてわかったこと

私の場合はそうした経緯(所属していた会社からお仕事をもらった)から、個人事業主となったので、右も左もわからず、とりあえずこの数か月、ネットや本を読んで理解したこととといえば…唯一…

確定申告(納税)せねば

です。…まぁ、会社員時代も、雑所得とか医療費控除とかで確定申告をしていましたが、あくまでもメインが「給与所得」だから、年末調整を会社でしてもらった上での補足的な?確定申告(白色申告)でした。

個人事業を営んでも、白色申告のままで良さそうですが、青色申告の方が控除額が大きいというメリット(青色申告特別控除。それ以外にもメリットあるようなので今後、別にまとめようと思います)もあるようなので、青色申告することに決めました。

個人事業主のスタートに必要な届け出

というところまで、理解できたので、あとは必要な届け出について調べました。

はい、国税庁さんです。もちろん「個人事業主」「開業」とかで検索すると、多くのブログで分かりやすく書かれているので、まずはそれを読んで、最終的にはちゃんとしたサイトで確認しました。
上記、国税庁さんのサイトの右上の検索窓で「新たに事業を始めた」と入れて検索すると、本日現在、「No.2090 新たに事業を始めたときの届出など」というページが存在していて、必要な届け出を見ることができます。

必要その1・開業の届け出

まず「個人事業をはじめます」という届出をします。「個人事業の開業・廃業等届出書」というものです。一般的には開業届と言われています。開業から1か月以内に出すということになっています。
私の場合は、記念日でもなんでもなく、会社を辞めた翌日の日付で開業届を出しました。

書き方はいろんなところに掲載ありますが、1点だけ。日付は和暦(令和○年)で統一しました。(合っているかはわかりませんが、記入欄が下線だけで西暦と迷ったので。)問題なく受付されました。(その2の青色の届も同様)

必要その2・青色申告の届け出

個人事業の確定申告は青色申告でやります!という申請書です。「所得税の青色申告承認申請書」と言います。これを出せる時期は決まっています。

  1. 今まで事業をしてきて白色申告だった人が青色に変えたいとき…青色申告したい年の3月15日まで。年の途中から「やっぱり青色にしたい!」というのはダメだそうです。
  2. 私のように新規開業した人が青色でやりますというとき…開業から2ヶ月以内(その年の1月16日以後に開業した場合)

こんな感じなので、「個人事業主としてやるぞ」となった場合には、開業届と一緒に青色申告の書類も出してしまうとあちこちのブログに書いてありました。ということで、諸先輩方を見習って、同時に提出。

それ以外の届出が必要な方もいます

例えば、家族が事業に専従する、従業員を雇うなどという場合には、各種届出が必要になる(私はひとりなので特になし)他、各事業のケースによって必要なものが出てきます。
「わからーん」という時は、管轄の税務署で予約相談を活用してみても良いかと思います。(もちろん、個別でがっつり相談していきたいということであれば税理士さんを探すというのも。)
また、従業員を雇うということは、社会保険等の手続きも必要になってきます。そうなると年金事務所や労働基準監督署にも聞くことがありそうですね。

※詳細につきましては誤情報や情報が古くなっている場合もありますので、必ず各自お調べの上で届出をお願いします

まとめ

個人事業主として活動することになったら…

  • 個人事業の開業・廃業等届出書(開業するという届)
  • 所得税の青色申告承認申請書(青色申告にするという届)

この2点は必ず提出しましょう。そして、青色申告に挑戦しましょう。

なお、税務署に持参した場合にはマイナンバーの確認ができるものの提示が必要でした。マイナンバーカード(または通知カードと本人確認書類)は忘れずに持っていきましょう。(なお、書類は郵送でも受け付けています)